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April 24, 2010

映画評 アイガー北壁

お勧め度 ★ ★ ★ ★

あほな私は、ボブ・ラングレー「北壁の死闘」の映画化かと思って
見に行った。実際には山岳史のなかでは有名な、アイガー北壁
の初登頂を目指す中で起きた悲劇の映画化であった。

私自身はせいぜいのところ、トレッカーであり、ハーケンもカラビナ
もアイゼンも全く身近ではない。したがって、とてつもない寒さや
山中で遭難しかけた時の心理状況などは全く経験がない。
一方で、山岳小説などは大好きで、新田次郎は愛読者であるし
上述のボブ・ラングレーもとても楽しんだ。ジョン・クラカワーの
「空へ」なども好きである。

そんな私が判断したところ、本作は、まさにすぐれた山岳映画
の作品である。あまりの寒さに、当日は雨だったのだがそのまま
悪寒がして風邪を引いてしまった。
風邪を引いた時、見知らぬ土地にいると非常に心細く感じる
ことがある。アルプスの山中で怪我したりした時の絶望感と来たら
どのようなものだろうか?

本作ではヒロイン役の女性が、いかにもなドイツ顔でかわいくない。
しかし、アイガーの麓のクライネ・シャイデックに着いたあたりから、
アバターの異星人ののように魅力的に見えてくるあたりは、映像の
マジックか。
また、このシーンではテント泊の登山家の貧相さとホテル住まいの
富豪達の格差がこれまた対比的でなんともな印象を与える。


http://www.hokuheki.com/

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April 08, 2010

サッカー 日本対セルビア 現実を見てからようやく始まる

W杯に期待できないチームの、W杯直前最終国際Aマッチ。
まさかと思うほどの出来とやられっぷり。

しかもその後の岡田監督の発言が冴えている。
「レギュラーメンバーでないと機能しない」
 (これまで試せるところでもサブをろくに試していないのは
 自分のくせに)
ただ、一言だけいいことを言った。
「3バックも視野に入れる」という趣旨の発言だ。

この発言には間違いがある。視野に入れるべきは3バック
ではなく、5バックだ。

走りっぱなしの4-4-2にこだわっていた岡田監督が
大ブレにブレた末の、超現実路線である。かくして日本は
12年前の戦い方に回帰するわけだ。思い起こせば、
監督がそうなのだからしょうがない。

以前のブログで、W杯にはがちがちのカウンターサッカー
で臨むべしと記入したが、ここに来てその現実性が出てきた。
ガス欠起こして最後の10分間でサンドバック状態になる
よりも、つまらない試合で0-0の方がよい、ことW杯に
関しては。
セルビアにこてんぱんにされた日本代表に、期待する。

ところで、岡田監督を指名した際に、JFAは選考理由のひとつ
としてオシム路線に+αを提示できる人間、のようなことを
言ったと思われるが、この日本代表の現状はオシムの
到達点としての一つのありうる未来だったのだろうか?
とてもそうは思えない。

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