« December 2008 | Main | February 2009 »

January 12, 2009

映画評 ウォーリー

お勧め度 ★

チェ・ゲバラとどちらにしようかと考え、先に上映が終わってしまいそうな
こちらを選択。

粗筋は改めていうまでもないが、Wall・EとはWaste Allocation~なんちゃ
ら、の略だそうで、ゴミを固めてまとめることをプログラミングされたロボット
だ。地球がゴミであふれてしまい、人類が住めなくなったため、人類は
ノアの箱船よろしく、地球外に脱出し、その間にウォーリーがゴミを片付
けて地球を再び人の住める状態にするわけだ(固めるだけでどうして人が
住めるようになるのかは謎)。当初は数年で片付くはずだったらしいのだが、
計画は失敗し、地球は遺棄される。しかしそんなこと知らないウォーリーは
仲間が壊れて動かなくなるなか、最後の1台としてゴミの摩天楼を築き続
けるのだ。ウォーリーがなぜ人間に近い感情を持っているのかは何の説明
もないが、彼?の趣味は昔のダンス映画を見ることで、異性とのデートや
手つなぎを夢見ている。

そんな彼が700歳を迎える頃、ノアの箱船から探索ロボットが地上に派遣
されていてそのうちの一台、名前はイヴ、植物探査ロボットと出会う。
イヴはウォーリーの見つけた植物を捕獲し、その情報を宇宙船に持ち帰る。
イヴに恋しているウォーリーは非現実的にも探査船にしがみついてイヴを
追いかけて箱船へ。

箱船では、まさに700年もの間航行している、今となってはSFガジェットと
してもあまり使われなくなってしまった世代宇宙船で、人間はカウチポテト
族になって生きている。どうやって膨大な生命維持の資源を確保している
のかはこれまた謎。ゴミ捨てがけっこうあり、あまりリサイクルも進んでい
ないようで、非常に絵柄と併せてリアリティ・説明に乏しい船内設定である。

植物の発見とそれによる地球への帰還、人類の生命維持のために永遠
の航行を続けようとする船、そして、イヴ一途のウォーリーと途中から自
意識を持ったイヴ。これらが相まって植物争奪と人類の存続をかけた争い
が当事者のしっかりとした認識なく進んでいく。


ピクサーなので、今更、映像では驚きません。それに、機械の感情表現
ならカーズの方が上。問題は筋であり、リアリティ。リアリティというのは、
現実的である必要性ではなく、その世界がしっかり説明可能な世界とし
て構築されている、という点。

リアリティの点で、この映画は、なぜウォーリーとイヴが自意識を持ち
得たのか?なんで恋愛なのか?植物一つ見つけて帰還なんてまっとう
な意志決定と言えるのか?群衆の無知蒙昧ぶりはなんなのか?ちな
みに群衆は見たところみんなアメリカ人だったが、そうなのか?すべて
が満たされている状態でカウチポテトでぬるい幸せという船内設定は
1970年代にすでに信憑性を失っている設定ではないのか?ウォーリー
が基盤を変えても記憶を取り戻せたのはなぜなのか?これは心はど
こにあるのか?というずぶずぶの大きな問いにつながるのだが、映画
では放置プレー。ついでに言うと、思い出さない方が、映画としては
締まりました、これはこの映画が駄作であることのだめ押し。

気になり出すと映画なんてまったく楽しめません。もちろん、映画内で
説明はなされず、計算された筋(ゴキブリがつぶれても死なないとい
ったしょうもない複線ではなく)、が好きな観客にはとてもとても鑑賞に
堪える代物ではない。

最後に、あまり指摘されていないけれど、ウォーリーのデザインは
「サイレント・グリーン」に似ている、質感が。それから、一台だけ残って
いる、というのは「ラピュタ」の園丁ロボットかと思った。船長の立ち
上がる際のシュラツトラはベタすぎ。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

January 11, 2009

月島 月島カフェ

東京都中央区月島3-24-8
03-3532-3171

前回、「カフェとしても行ってみなきゃ」
ということで再訪。

たのんだのは、ケーキセットでリングのタルト。
写真の通り、普通のタルトで盛りも普通である。
味も、普通においしい。

ここのポイントは、
雑誌よんだり勉強したりしながらだらだら過ごせる
ことで、それが心地よい。
平日はマダムで繁盛しているらしい。

学生街などにある、金払いの悪い学生相手の
「このお店大丈夫かな」級のまったり長期滞在型
喫茶店ではないが、この辺では貴重なのんびり
できて中身も伴っている喫茶である。

Pb290047

雰囲気  ★ ★ ★ ★
味     ★ ★ ★
C/P   ★ ★ ★
サービス ★ ★ ★ ★ ★
ディープ度★ ★


| | Comments (0) | TrackBack (0)

« December 2008 | Main | February 2009 »