映画評 ブラインドネス
お勧め度 ★
以下、あらすじと感想です。
ある日、一人の目が見えなくなり、原因不明の失明症がアウトブレイク
する。
街中に盲目の人があふれ、政府は彼らを隔離する。主人公は目医者の
奥さん。自らはなぜか感染から免れたが、夫について隔離施設に入る。
そこは元精神病院で、盲目者用にはできていないため、施設はたちまち
不衛生になり、補助の人もなく、彼女は秩序を維持するために獅子奮迅
の働きを期せずして求められることとなる。
そのような状態の中、別棟のなかから暴君が登場、なぜか持っている
拳銃と元から全盲の参謀役を力の背景に、配給される食糧を独占し、
金品や女性を要求し始める。主人公は「目が見える」という圧倒的な有
利な立場にもかかわらず、別棟の要求に従う。自分たちのサービス提
供を引き替えに食料を確保するが、仲間の女性が虐待により死亡した
ことで反撃を決意、別棟のリーダーを殺害する。
さて、謎の病気は、その後も外の世界で猛威をふるい精神病院の監視
役もいつの間にかいなくなった。主人公は少数の仲間(なぜ彼らなのか、
他の連中の行方は不明)とともに外に出る。そこで見たものは荒廃した
街と飢える人々、そして文明の崩壊だった。
普通はこのような事態になると、事件に直接関与する研究者などが主
人公になるのだが、今回は最初の感染者と目医者その他諸々。場所は
世界からは隔絶された精神病棟。スケールが小さい。人間、文明のから
を脱ぎ捨てると食べる・寝る・するがむき出しになるというのはしんみり
するが、まぁ、定番といえば定番。えげつない映像がけっこう多く、なん
ともなんとも。映画は約二時間で冗長。周りの景色はどんどん荒廃して
いくが、主人公たちは若干名をのぞいてほとんど健康優良児なので、ど
れほど腹が減っているかとか不便なのかというのは映像からはなかなか。
後世に残らない映画なのは間違いないだろう。


Comments
こんばんは。
私も全く同意です。全世界、失明。とまで銘打っておきながらなんとまあスケールの小さなことか。
管理する者が全くいなく弱肉強食の世界になったら、あとは誰でも想像がつく世界な訳で、そんなものを延々と見せられ続けても迷惑なだけです。
今まで観た映画の中でも1,2を争うほどの駄作だと思ってます・・・。
Posted by: KLY | November 25, 2008 at 12:50 AM
KLYさん、コメントありがとうございました。
私は、前田良一の超映画評
http://movie.maeda-y.com/
を参考にしながら見に行く映画を決めたりしているのですが、今回は全くそりが合いませんでした。
Posted by: PU | November 30, 2008 at 09:36 PM